別々の名字のままアメリカで結婚した2人が、東京・千代田区役所にも夫婦別姓の婚姻届を提出しました。しかし婚姻届は受理されませんでした。

　アメリカで別姓のまま結婚した映画監督の想田和弘さんと妻で映画プロデューサーの柏木規与子さんが6月13日、別姓での婚姻届を千代田区役所に提出しました。しかし日本の民法では「夫婦どちらかの姓」にするよう定めていて、婚姻届は受理されませんでした。2人は戸籍に別姓のままでの婚姻関係の記載を求めて選択的夫婦別姓の議論を促したいとしていて、東京家庭裁判所に不服を申し立てるということです。

　2人は2018年6月にも千代田区に別姓で婚姻届を出しましたが、受理されていませんでした。