東京・港区がウクライナ避難民の生活支援 音声翻訳機を貸し出し

2022.03.31(木)

10:05

 戦火が続くウクライナでは国内外への避難者が1000万人を超えています。東京都内でも、東京都が避難してきた人に住宅を提供するなど支援の輪が広がっています。こうした中、東京・港区は日本での生活をサポートする道具の貸し出しを始めます。

 戦火が続くウクライナでは国内外への避難者が1000万人を超えています。東京都内でも、東京都が避難してきた人に住宅を提供するなど支援の輪が広がっています。こうした中、東京・港区は日本での生活をサポートする道具の貸し出しを始めます。

 港区にあるウクライナ大使館には、今も支援金を持ってやってくる人が後を絶ちません。大使館によりますと現在、ウクライナから日本にいる親戚を頼って、およそ50人が戦火を逃れ来日しているということです。

 そんな避難民の生活をサポートするため、港区が4月から手のひらサイズの音声翻訳機を提供します。区内に130近い国籍の人が住む港区では、以前から保育園や公共施設で音声翻訳機を活用してきました。支援を決めた区の担当者は「大使館に今、何が必要か聞いたところ、日本に来た人たちに言葉の壁があってコミュニケーションが取れなくて困っているということだったので音声翻訳機を貸与することにした」と話しています。

 港区では対人での通訳サービスも行っていますがウクライナ語に対応しておらず、通訳の育成には数カ月かかるといいます。今回、音声翻訳機をウクライナ大使館に50台提供し、避難民のサポートに活用してもらうということです。

 

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