西武園ゆうえんち 「昭和レトロ」に大改装

2021.05.20(木)

10:00

 埼玉県所沢市にある「西武園ゆうえんち」がおよそ半年間の全面休園を経てリニューアルオープンしました。今回のグランドオープンで、昭和の世界観あふれる空間に生まれ変わりました。

 埼玉県所沢市にある「西武園ゆうえんち」がおよそ半年間の全面休園を経てリニューアルオープンしました。今回のグランドオープンで、昭和の世界観あふれる空間に生まれ変わりました。

 2020年に開業70周年を迎えた西武園ゆうえんちは年間およそ194万人が来場した1988年度をピークに、施設の老朽化や娯楽の多様化、さらに新型コロナの影響もあり、およそ38万人まで来場者数が落ち込んでいました。そこで西武園ゆうえんちは総事業費およそ100億円をかけ「心あたたまる幸福感」をコンセプトに『昭和レトロ』を全面に打ち出したリニューアルを行いました。今回のリニューアルの目玉が、遊園地に入って目の前に現れる「夕日の丘商店街」です。昭和の街並みが細かい部分まで再現されていて、白黒の街頭テレビも置かれています。さらに商店街では“住民”たちによる、チンドン屋さんなどのさまざまなライブパフォーマンスも突然行われます。リニューアル初日に早速訪れた人たちも「昭和っぽくちょっと派手めでレトロ感のある花柄でやって来た。すごく楽しい」「自分が実際に経験したことはないが、なんだか懐かしく感じる」「自分が生まれ育った時代を見ているようで、すごく懐かしい」などと話し、昭和レトロな世界観を楽しんでいました。

 そしてリニューアルのもう一つの目玉が、ゴジラをテーマにした世界初のライドアトラクション「ゴジラ・ザ・ライド」です。遊園地の高台にある昭和レトロ感にあふれた映画館を訪れると、ゴジラやキングギドラなど怪獣たちの激闘に巻き込まれてしまうというアトラクションです。制作には「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズなどを手掛けた山崎監督が携わっていて、まるで本物のような世界観が表現されています。さらに、家族連れが楽しめるファミリーエリアも誕生しました。鉄腕アトムやジャングル大帝のレオなど手塚治虫ワールドを楽しむことができる「レッツゴー!レオランド」では、4つのアトラクションと巨大なすごろくなどもあり、大人も子ども楽しめるエリアとなっています。

 西武園ゆうえんちでは感染対策として、スタッフ全員のPCR検査や5月中は入園人数の上限を5000人にして開園するということです。

 

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