U2・ボノさんらが「海の森」に植樹
(2008年5月27日)
環境対策のために東京都が臨海部に緑化を進める「海の森公園」の予定地できょう、人気ロックバンド・U2のボノさんらを招いて植樹のイベントが開かれました。
海の森公園は、江東区青海のごみ処分場跡地に計画されているもので面積は日比谷公園の5.5倍、88ヘクタールに及びます。きょうのイベントは「海の森」が国際的な広がりを持つ事業だとアピールするため、地球環境問題などに取り組んでいるボノさんやインターナショナルスクールの子どもたちを招いて開かれました。
ボノさんは「世界中の偉大な芸術家とともに海の森のプロジェクトを行う石原知事に感謝するとともに、その創造性に敬意を表したい」と話し、石原知事は「私たちはいいけど、あなたがたが大人になって結婚して子どもを育てていこうというころに、人間が生きていられるかどうか分からない時代が来るんですよ。それを防がなくちゃいけない、みんなしてね。10年、15年、20年後のあなたがたの人生のために自分の人生を支えていく木を皆さんの手でしっかりと植えていただきたい」と述べました。
その後の植樹式ではボノさんや石原知事のほか、建築家の安藤忠雄さんや宇宙飛行士の毛利衛さん、それに子どもたちがエノキなど11種類の苗木を植えました。
東京都は苗木の購入などに使うため都民や企業に「海の森募金」を呼び掛けていて、30年かけて公園を整備するということです。