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9人出馬の15区補選 有権者の選択は?/15th District by-election: What are the voters' choices?

都政 - 2024年4月25日 20時10分
衆議院・東京15区の補欠選挙についてです。今度の日曜日、28日に投開票される、衆院・東京15区の補欠選挙には、ご覧の9人が立候補しています。
今回の補選の特徴としては、自民・公明の与党が不在の中、野党を中心に9人が出馬するという混戦で、有権者にとっては、争点が見えづらい選挙となっています。そして、投票日が3連休の中日となっていて、投票率が低くなる懸念があると言えます。番組では、今回の補選について、有権者が、どのように考えているのか、対面によるアンケートを先週木曜日と金曜日、そして今週月曜日に実施し、116人から回答を得られました。
投票先を決める基準について聞いたところ、支持している候補者や政党だからと答えた人が、35.8%で最も多かったんですが、政策で選ぶと答えた人も32.6%、それ以外と答えた人も3割近くおり、ほぼ同じ割合になりました。
政策では、「子育て・教育」が最も多く、次いで、「経済」、今回の補選のきっかけともなった政治とカネの問題については、上位には入りませんでした。また、「その他」と答えたなかでも、「まだ迷っている」と答えた人が最も多く選択の難しさを表しているともいえる結果となりました。
そして、この補選の特徴のひとつである、投票率についてですが、心配な数字がでています。
きのう(24日)までの8日間で、期日前投票をした人数が、2万6407人と、3年前に行われた前回の衆院選と比べ、1万7000人以上少なくなっています。この選挙区では、前区長の公選法違反事件により、去年2回の区長選が行われましたが、2回目はガクンと投票率が落ちています。政治に対する不信感が高くなっている面も、この数字に表れているとも言える一方で、候補者選びに時間がかかっているとも言える数字となっています。
政治に対し、国民の意思を示す機会でもあるのが選挙です。3連休、投票に行けない人は、期日前投票をしてほしいと思います。区内9カ所で午前8時半から午後8時まで投票できます。

都政