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小池知事・蓮舫議員・田母神氏が公約発表/Governor Koike, Councilor Renho, and Tamogami Announce Pledges

都政 - 2024年6月18日 20時00分
東京都知事選の告示まであと2日…あさって(20日)に告示が迫るなか、小池知事、蓮舫議員、そして田母神氏がそれぞれが掲げる公約を発表しました。
「午前9時半すぎです。知事が真剣な表情で都庁に入ってきました。きょう公約発表に臨みます」
注目された小池知事の公約発表…きょう(18日)、午前10時から都庁で行われた会見…知事が打ち出したのは…
小池知事:「もっとよくなる東京大改革3.0を掲げこの度の東京都知事選挙に出馬します。これからも都民のため都民とともに都政を爆速で進めてまいる。」
会見では1期目、2期目で掲げた政策についてふれ待機児童解消や給食費の無償化支援などを例にあげ、「9割を着実に推進している」としました。そのうえで3期目に実現させる目標として世界一の街・東京を目指します。
小池知事:「大目的は東京を世界で一番の街にするそのためには都民の命と暮らしを守る。あらゆる危険、災害に備えるそれが首都防衛。首都防衛こそが必要」
公約に 避難所の環境整備、ミサイルに備えたシェルターの整備を盛り込みます。また、子育て支援策として保育料無償化の第一子までの拡大や無痛分娩費用の助成などを挙げました。さらに、高齢者層への支援として都独自の認知症の専門病院を設けることや独り身の高齢者に向けた支援の強化も行う考えをとしています。
「間もなく蓮舫議員の公約発表会見が始まります」
午後2時から会見を開いた蓮舫参議院議員…公約として「2つの柱」「7つの約束」を掲げました。
蓮舫参議院議員:「あなたと次の東京へ/2つの柱を軸に7つの約束を前に強力に進めていきたいと考えています。徹底した若者支援を行うこれが本物の少子化対策だと考えていますもうひとつは私の得意分野です徹底した本物の行財政改革を行います。」
蓮舫議員は少子化対策として現役世代の手取りを増やすことが重要だとして、都の非正規職員の処遇改善などを挙げました。また都の事業を検証する事業評価を全ての事業に拡大するなど行財政改革を行うとしています。そして、神宮外苑の再開発計画は説明が不十分なまま進んでいるとして計画の見直しと住民への説明を促すとしてます。
一方、蓮舫議員の公約発表会見と同時に元航空幕僚長で無所属の田母神俊雄氏が行ったのは…靖国神社の神主を招いての事務所開きです。事務所開きのあと田母神氏は自身の公約について取材に応じ世界から認められる東京を目指すと話しました。
田母神氏:「東京都民の暮らしをいかに良くできるかということだと思う。理想の東京は世界からいっぱい人も来るし尊敬もされるし、そういった世界がさすが日本の首都と認める東京を目指したい」
田母神氏は公約に災害に強い街・東京を作るため電線の地中化や感震ブレーカーの設置などを掲げています。また、都民の生活にゆとりを取り戻すため都民税の減税も挙げています。
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ここからは都庁キャップの椿原記者とお伝えします。
あさって(20日)の告示を前に、小池知事と蓮舫議員が、公約を発表しましたが、改めて、その中身を見ていきます。3期目を目指す小池知事は、
これまでの知事選で公約としてきた「東京大改革」を継承しアップデートさせるとして、「東京大改革3.0」を掲げました。「もっと、都民の命と生活を守る」「もっと、輝く東京へ」「もっと、安心で活力あふれるまちへ」の3つの柱を示しています。
対する蓮舫議員は、あなたと次の東京へ・7つの約束」を掲げました。「現役世代の手取りを増やす」や、「本物の行財政改革」「本物の東京大改革」などを柱にしています。
・小池知事の公約は、これまでの取り組みをベースにしているため、大きくは変わっていない印象です。
・細かい項目で見ていくと、
・小池知事は3つの柱、50項目
 蓮舫議員は7つの柱、34項目
・防災や女性支援などの公約の内、14項目が似た内容となっています。
・蓮舫議員はきょう(18日)の会見で、小池都政の良い部分は引き継ぐとしていて、重なっている部分は、評価しているとも言えます。
・蓮舫議員はきょう(18日)の会見でも「リセット」とは言わなかった
⇒2人で大きく違う点を見ていきます。
小池知事が新たに掲げたものとしては、
・無痛分娩の費用助成
・保育の無償化を第1子まで拡大
・東京都版の海外留学制度の創設など子どもや人を育てる公約が多くあがりました。
一方で蓮舫議員は
・安定した生活が少子化の改善に繋がるという考えから都の非正規職員の順次正規化
・「東京版・行政事業レビューシート」の導入
・反対の声があがっている神宮外苑再開発の見直しなどが盛り込まれまして
こういったところが違いとなっています。
都知事選の公約については、元航空幕僚長の田母神さんは、
・災害に強い街東京をつくる
・日本人としての自身と誇りを持たせる教育の実施
・都民税の減税などを掲げています。
そして、広島県安芸高田市の元市長、石丸さんは、
「政治再建・都市開発・産業創出」を
公約の3本柱として掲げています。
過去最多の候補者数となる見込みの都知事選にはこれまでに、ご覧の方々が、会見などで立候補の意向を表明しています。都
知事選は、あさって(20日)告示され、来月7日に投開票が行われます。

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