都議会で小池知事が所信表明 “週休3日制”導入へ「都庁から開始」
都政 - 2024年12月3日 19時00分
東京都議会の第4回定例会が12月3日に開会し、初日は小池知事が所信表明に立ちました。この中で来年度=2025年度から、東京都庁でフレックスタイムを活用した週休3日制や子育てのための新たな部分休暇制度を導入する方針を示しました。
小池知事は所信表明で「わが国が厳しい局面にある今こそ東京がイニシアチブを発揮し、人々の命・暮らし・経済を守り、伸ばしていかないとならない。東京と地方が共に支え合い発展する共存共栄の取り組みを進める」と訴えました。また、子育て対策については拡充する考えを示し「望む人が安心して子どもを産み育てることができる社会にすることも重要。これまで展開してきたさまざまな切れ目のない支援をさらに推し進めていく」と述べました。ただ、前回の定例会で「具体的に検討する」としていた第1子の保育料無償化については言及しませんでした。
女性活躍の推進に向けては、来年度からフレックスタイムを活用した週休3日制度など新たな働き方の制度を導入すると表明し、人手不足の解消にもつながると説明しました。小池知事は記者団に対し「人手不足をどう解消していくのか。都庁もそうだし、都内のどの分野でも同じ。まず『かいより始めよ』ということで、フレックスタイムを活用した週休3日制、新たな部分休暇といった形で都庁からいろいろなことを始めたい」と説明しました。
今回の都議会の会期は12月18日までの16日間で、10日に代表質問、11日には一般質問が行われます。