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東京都 2025年度予算の知事査定が開始「不確かな時代 変革のチャンス」

都政 - 2025年1月10日 19時00分
小池知事による東京都の新年度=2025年度当初予算の編成に向けた査定が1月10日から始まりました。

新年度予算案の総額や税収などの大枠を知事が10日のうちに判断した上で、今後、子育て政策・防災対策・デジタル化の対応など、各部局が提案した事業について精査を行います。知事査定の冒頭、小池知事は「毎年度重要だが、今回の予算は大変重要。いま世の中が大きく変わろうとしている、変わっている。スピード感とその中身と、極めて重要かつ将来を位置付けるものだ」とした上で「不確かな時代だからこそ首都防衛を胸に刻み、都民が安心して暮らせる社会の実現が重要。時代の変化、これは変革のチャンスと考える必要がある」と方針を示しました。そして「『手取りの時間を増やす』取り組みなど、都民生活を便利に、またもっとスマートにしていく」と意気込みを示しました。

新年度予算案は1月31日にまとめられ、2月中旬に開かれる都議会定例会に提出される予定です。

<小池知事 公明党会合に参加「政治は安定 連携を」>

知事査定に先立ち、小池知事は10日午前、公明党東京都本部が開いた新年の賀詞交歓会に来賓として出席しました。

小池知事は前年=2024年の都知事選での公明党からの支援に感謝を伝えた上で、都政での連携を重視する構えを示しました。小池知事は「きょうから都政では来年度予算の知事査定が始まる。公明党からはたくさんご要望をいただいている」と話した上で「(今年は)都議選がある。そして参院選。やはり政治は安定しなければならない。そして確実に前に進めるためにも本年も都議会公明党、そして公明党本部の皆さまと連携して進めていきたいと思っている」とあいさつしました。

公明党の斉藤代表は都議選で全ての擁立候補を当選させると意気込み、今年は都政と国政の両面で存在感を示していくと強調しました。斉藤代表はまた「都市間競争の中で東京が世界の中で秀でる都市にならなければ日本の将来はない。公明党が合意形成の要になって、一つ一つ国民生活向上のために決断していく」とアピールしました。

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