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自民の政治資金不記載を追及していた都議、自身も「不記載」で謝罪 倫理条例委の辞任も検討

都政 - 2025年5月16日 19時00分
これまで都議会自民党の政治資金の不記載問題を追及してきた議員が一転、自身に不記載があったとして委員会で謝罪しました。

政治資金の不記載が明らかになったのは、都議会の会派「ミライ会議」の森愛都議です。森都議が代表を務める政治団体などは2023年の政治資金収支報告書に、共産党と立憲民主党からの寄付合わせて260万円を記載していなかったことが明らかになりました。

森都議は政治倫理条例の制定に向けた委員会のメンバーで、4月には自民党の不記載問題に対し「都民は納得していない」などと、参考人として招致した都議会自民党の元幹事長を追及していました。当時、森都議は「6月に改選を控える中、この問題をうやむやにしたままでは、いま謝罪はもらっているが、都民が納得のいく説明はまだもらっていない」などと追及していました。

5月16日に開かれた委員会で森都議は「都議会の『政治とカネ』が都民から注目される中、是正・再発防止のための条例を作る政治倫理条例の審査会のメンバーでありながらこのような事態になり、深くおわび申し上げます」と謝罪しました。そして「事務手続きのミスがあった。監督不行き届きで深く反省している」と釈明し、委員会メンバーの辞任も示唆しました。森都議は「委員会のメンバーとして政治倫理の条例作りに今後携わっていくべきか、会派で議員の差し替えも含めてしっかりと対処していく」と述べました。また、森都議は「迅速に政治資金収支報告書の訂正を進めていく」と説明しています。

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