東京・伊豆諸島の八丈島などを襲った台風による被害発生から間もなく1カ月となります。東京都の小池知事は、補正予算案に新たな支援を盛り込む方針を示しました。

小池知事は11月7日に開いた定例会見で「これまで予備費を活用して進めているが、今後一日も早い復旧・復興に向けて、被災者の住宅復旧、農業・観光業といった事業者への支援に取り組む必要がある」と述べ、12月の都議会に向けて提出する補正予算案に八丈島などの被災者や事業者のため、新たな支援を盛り込むよう指示したと明らかにしました。

東京都はこれまで予備費から合わせて8億円ほどを拠出し、住まいを失った人を対象にしたキャンピングカーの輸送や、被害を受けた自治体への財政支援を行っています。新たに表明した補正予算案の具体的な内容や規模は今後検討していくということで、復興支援策のほか、都内の物価高騰に対する対策も盛り込む方針です。