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都議会・予特委が大荒れ「知事厳しい質問に応じず」発言取り消しへ/Tokyo Metropolitan Assembly Budget Committee Meeting Goes Rough

都政 - 2024年3月26日 20時00分
都議会で異例の事態です。今月13日の予算特別委員会での「知事は厳しい質問に答弁していない」などとする発言について取り消しを求める動議が可決されました。
予算特別委員会内山真吾議長:「関口議員が除斥することに賛成の方はご起立願います。起立多数と認めます。よって、関口議員は除斥することに決定しました」
立憲民主関口健太郎議員:「何が不穏当だよ、表現の自由、言論の自由の侵害じゃないか、」
予算特別委員会内山真吾議長:「退席してください、退席してください」
きょう(26日)都議会の予算特別委員会は序盤から大荒れとなり、議員が怒号を飛ばし、議場を去る姿がみられました。
発端となったのは今月13日、予算特別委員会で立憲民主党の関口健太郎議員が都議会での「知事の答弁のあり方」に疑問を投げかけた発言でした。
立憲民主:関口健太郎議員「知事に対して厳しい質問をしたり、耳障りの悪いことを言う議員には76%の確率で答弁拒否をしている。結果をみれば答弁拒否どころか答弁差別だと思いますよ。」
「知事の耳障りの悪いことをいう議員の質問は排除するのか?伺いたいと思います」
「古谷局長」「どうどうと答弁お願いします」「また答弁拒否だ、あなたじゃないよ」
東京都古谷政策企画局長:「二元代表制の下、議会においてはこれまでもご質問の趣旨に応じて、執行機関側として適切に答弁していて、ご指摘には当たらなと思っている」
この立憲民主党の関口議員の質問内容が「不穏当」だとして
きょう(26日)、都民ファーストの会・自民党公明党の3会派が発言の取り消しを求める動議を提出しました。
都民ファ菅原議員:「小池知事に対して『答弁拒否』あるいは『答弁拒否率』なる文言を13回も繰り返すとともに『答弁差別』『質問の排除』なる文言をそれぞれ3度繰り返した。」「『答弁拒否』『答弁差別』『質問の排除』なる文言を使用している全ての発言の取り消しを求めるものだ。」
今回提出された動議では「答弁とは知事がすべて直接答えることではない」「質問者は答弁者を決定する権限はない」と、主張しています。そして、委員会では賛成多数により「発言の取り消し」を求める動議が可決されました。関口議員が所属する立憲民主党は「民主主義に反する」として取り消しに応じない姿勢を示しています。小池知事は今回の議論について…
小池知事:「私としては理事者とともに都庁のしての発言をしっかりと答えているので、ご指摘には当たらないと思っている。」
予算特別委員会はあす(27日)理事会を開き、関口議員の質問の文言について各会派で協議し、議会の議事録から削除するかどうかなどを判断する方針です。
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ここからは都議会を取材する記者の椿原さんと中継でお伝えします。
発言を削除するというこの動議の可決というのは異例のことで都議会での反応というのはどういったものなんでしょうか?今回の可決について動議を提出された側の会派を取材しますと、「前代未聞。ありえない」「この動議は民主主義の破壊」などという声が聞かれまして個人の発言を制限したようにみえかねない今回の動議を受け入れない姿勢を強く示しました。
一方で動議を出した3会派を取材しますと「誰が答弁するかの指名は議長や委員長がするもので運営上の問題」「答弁者の指名は運営の役割。議会をしっかりとさせないとという思いがあった」とあくまで支障なく運営するための手段だったと説明しています。ただ取材を進めますと3会派の議員の中には「立憲民主党は過去にも答弁拒否について触れている前回は出していないのでこの内容で動議にかけるのか整理しないといけないのでは」と積極的でない声もあったことがわかりました。小池知事が間もなく2期目を終えようとしているこのタイミングでの異例の動議というのが都民の目にはどのように映るのか追っていきたいと思います。

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