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お盆明けにガイドライン 東京都 チャットGPTの活用法は?

都政 - 2023年8月11日 20時15分
様々な分野で活用が広がるチャットGPTについてお伝えします。東京都でも、活用にむけお盆明けに全庁でのガイドラインが掲げられます。どのように活用していくのか、都の担当者に聞きました。
今月2日、都庁の全ての局の担当者約30人が集まり、都庁内でチャットGPTをどう活用していくか、意見を出し合いました。
「どんなことが話し合われましたか」
GPT担当:「キャッチフレーズの作成というところで/チャットGPTで10個でも20個でも出てくるという意見でとても業務に活用できそうという話があった。」
チャットGPTの活用案として、▼都が行うイベントのキャッチフレーズ作りや▼イベント内容の検討のほか、▼講師やゲストの候補者選びなどが挙がったということです。
GPT担当者:「アイデア出しの側面で言うと今まで0から考える業務を職員がブレストのような形で使っていただきブラッシュアップできるのが良い面/職員がするべき仕事の質を向上させていきたいと考えています」
東京都はこの会議の結果を踏まえ、お盆明けにもガイドラインを策定して今後、利用を開始する方針です。
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チャットGPTの活用について東京都は、AIに学習されない設定で利用し個人情報を含む機密情報は入力しないこともガイドラインに盛り込む方針です。そしてVTRでお伝えした都の担当者による会議でこのような活用案が出たということです。
・文章の要約・翻訳のほか、・AIで文字起こしをした議事録の清書・子ども向けのイベントなどで活用するため文章を子ども向けに言い換えることなどです。
そのほかイベントに関するアイデアを出す活用法として・内容やキャッチフレーズ、・場所や講師の候補者選びも挙がったということです。
1人で考えるより多くの意見が出るのは良いなどまたチャットGPTは、指示の出し方によって答えが変わりますので、指示の出し方の例となる「都庁版のテンプレ」を作るのはどうか?といった意見も出ていました。そこで、指示の工夫でチャットGPTの答えがどう変わるのか、実際に試してみました。「ニュースフラッグの番組、説明文を使ってPRして」とチャットGPTに指示します。元の文章は文字のみでしたが…チャットGPTが出した答えは、絵文字が使われ、箇条書きのように読みやすくまとめられた形になりました。タイトルもつけられています。その一方で‥「行政職員として広報して」と指示してみると…一文目から「私たちの地域の発信と広報において…」と始まり「敬具」と文章を締めくくっています。文章の印象が、がらっと変わりました。

都政