“洋上風力発電”小池知事が専門家らと意見交換「漁業関係者の理解が大切」
都政 - 2025年7月29日 19時00分
東京都の小池知事は7月29日、都庁で開催された水産業の専門家らとの意見交換会で、都が導入を検討している洋上風力発電について「漁業関係者の理解を得ることが重要」という認識を示しました。
意見交換会では水産業の専門家から、東京都が伊豆諸島沖に整備を目指す国内最大規模の洋上風力発電について、他の自治体でのこれまでの事例を基に漁業関係者の理解を得ることが最も大切だという意見が出ました。また専門家からは漁場の環境や水産生物への影響が懸念されるとした上で、東京都に情報開示などの丁寧な対応を求めました。出席した東京水産振興会の長谷成人理事は「『急がば回れ』ということで、丁寧に対応していただけたらいいのではないか」と述べました。
東京都はこうした意見を基に、今後具体的な施策につなげるとしています。小池知事は「誰もが安心して暮らせる持続可能な社会をつくるため、引き続き意見を聞きながら取り組み、丁寧に進めていきたい」と発言しました。