東京都はエネルギー問題を議論するため有識者会議を開き、小池知事は脱炭素化と電力の安定確保の実現化をともに進めていく考えを示しました。
小池知事：「東京都としてゼロエミッションにむけた再生可能なエネルギーの普及拡大、そして電力の安定確保などをなすべきことをしっかり実行しながら同時に国や民間を巻き込んでいきたい」
きょう（29日）、初会合となった「東京都エネルギー問題アドバイザリーボード」は、この夏の電力ひっ迫などの問題に対応しながら、脱炭素をどう進めていくのか、有識者から意見を聴く目的で開催されました。きょう（29日）の会議には日本の電力業界に詳しい大学教授やエネルギー政策の担当を務める内閣官房参与などの有識者が東京都の課題を報告しました。
今井尚哉：「答えは水素しかない。この移行スピードをあげていくためによっぽどの技術開発とインフラ整備が、かみあっていかないとできない」「東京都という一国レベルの市場規模をもった具体的なエネルギー政策に関わるということで、具体的に議論の手伝いをしたい」
東京都は今後、会議で出た有識者の意見を参考にエネルギー対策を検討していく方針です。