八王子市にある精神科病院「滝山病院」での看護師らによる患者への暴行事件などを受け、東京都が虐待の通報・相談窓口の設置に向けた準備を進めていることがわかりました。
これはきのう（26日）行われた都議会の代表質問で明らかになったもので、都が、準備を進めているのは都内すべての精神科病院の患者やその家族、職員が利用できる相談窓口です。虐待を受けたり、見かけたりした場合に電話で通報や相談ができるほか、虐待かどうか分からず不安な場合にも相談ができるということです。滝山病院での暴行事件や精神障害の医療や福祉に関係する精神保健福祉法が来年度改正されることを受け、今回、設置を決めました。来年度からの本格運用を目指します。佐藤福祉局長は「必要な体制を確保し、安心して精神科病院を利用できるよう取り組んでいく」としています。