都バスでまた車内置き去り…3カ月連続 終点で点検怠り、酔った男性客を1時間15分閉じ込め
都政 - 2025年6月3日 19時00分
東京・練馬区内の都営バスの車庫にバスが到着した後、20代の男性客が車内に1時間以上置き去りにされていたことが分かりました。都営バスの中に乗客が置き去りにされるのは今年に入ってから3回目です。
東京都交通局によりますと6月1日、新宿区から練馬区へ向かう都営バスが終点到着後、午前10時半ごろに車庫に入ったバス車内に20代の男性客を1時間15分ほど置き去りにしていたことが分かりました。男性は酒に酔って寝ていたとみられ、目を覚ましてバスの近くにいた職員に声をかけ、外に出られたということです。
都営バスでは終点に到着した際、残った人や忘れ物がないか車内を点検する規定がありますが、乗務していた40代の男性運転手は点検を怠っていたということです。
都営バスでは今年に入り、4月と5月にも運転手が点検を怠って子どもが閉じ込められる事態が相次ぎ、東京都交通局は「再発防止を徹底する」としていたさなかでした。