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都議会主要会派の幹事長らが3期目の小池知事にあいさつ/Governor Koike greets legislators for third term

都政 - 2024年8月2日 20時00分
東京都の小池知事は7月31日から3期目の任期が始まりました。都議会主要5会派の幹事長に就任した議員らは8月2日、小池知事にあいさつに訪れ、都議の任期が残り1年となる中、今後の知事との関係について言及しました。

3期目が始まって初めて都庁を訪れた小池知事は2日、新たな4年間について「『東京大改革3.0』──スピード感を持ち、そして充実した、都庁の職員の皆さんがやりがいを感じながら、都民が効果を実感できるように頑張っていきたい」と意気込みを語りました。

その都政運営を左右する都議会では、主要5会派の幹事長に新たに就任した議員らが登庁した知事の下に相次いであいさつに訪れました。現在の都議会は主要5会派のうち、自民党、都民ファーストの会、公明党の3会派のいわゆる“知事与党”が都議会の定数127のうち81議席で過半数を占めています。一方、共産党と立憲民主党は合わせて35の議席を有していて、7月の都知事選では別の候補を応援していました。

知事の4年の任期が新たに始まった一方で都議会議員の任期は残り1年となる中、各会派は残り1年での知事との向き合い方について考えを示しました。都民ファーストの会東京都議団の村松幹事長は「知事と共に東京を、世界をリードする政策を、前に進めてこられたと思っている。3期目も支えていきたい。(都議は残り)任期1年しかないので、1年の間はまずしっかりと支え、推し進めていく」と話しました。このように都民ファーストの会は全面的に小池知事をサポートする姿勢を示した一方で、自民党は「是々非々」の姿勢を貫くとして「これまでと変わらず、是々非々で取り組みたい。パフォーマンス的に揶揄(やゆ)するのではなく、しっかりと意見をそれまでの間に交わして、議決につなげていきたい」(都議会自民党・小松幹事長)と話しています。また、公明党も「引き続き是々非々で、政策をこれまで通り実現していきたい」としています。一方、知事選で元参院議員の蓮舫氏を応援していた立憲民主党は独自に掲げた政策の実現に向けて取り組む考えです。都議会立憲民主党の竹井幹事長は「都知事選では対立候補を立てて選挙戦を戦った。その中で私たちの政策として掲げたことは選挙が終わったから終わりではなく、都政に反映すべく取り組みをしていきたい」と述べました。共産党は「都政のチェック機能をしっかり果たしていく」と強調しました。

3期目を迎えた小池知事にとって初の都議会は9月18日に開会します。

<小池知事の3期目始まる 今後の都議会運営は>

小池知事の3期目が始まり、9月には都議会の第3回定例会を迎えます。改めて、都議会各会派と小池知事の距離感をまとめました。

自民党は以前、小池知事と対立していましたが、現在は「是々非々」としていて、知事選でも応援に入りました。都民ファーストの会は小池知事が特別顧問を務めていて「知事の3期目の公約を進める責任がある」としています。また、公明党は選挙戦で小池知事を応援しました。一方で、立憲民主党と共産党は知事選で他の候補を応援しました。

都知事選を終え、今後の都議会運営が注目されます。ジャーナリストの鈴木哲夫さんに話を聞きました。動画でご覧ください。

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