東京都新年度予算案、初の9兆円超 4年連続で過去最大 小池知事「一人一人の希望生かせる環境を」
都政 - 2025年1月31日 19時00分
東京都の新年度=2025年度予算案が公表されました。一般会計の歳出総額は9兆1580億円で、4年連続で過去最大となりました。東京都の小池知事は「成長と成熟が両立した持続可能な都市の実現に向けて、全ての人が輝く東京の未来を切り開く予算」だと説明しました。
東京都の新年度予算案は過去最大だった2024年度より7050億円増加する見込みで、子育て政策や災害対策などの強化に向けた予算編成となっています。子育て政策では新たに保育料の第1子無償化や無痛分娩への補助を始まるとともに、学校給食の無償化への補助や18歳までの月5000円の支給は継続する方針です。また、災害対策として河川の氾濫防止などの整備を進めるとともに、避難所の環境整備などに6222億円を盛り込みました。
小池知事は新年度予算案について「東京は人で成り立っている。その一人一人の力を生かして、一人一人の希望を生かせる状況・環境をつくっていく。東京都で活躍してほしい分野の皆さんへのさまざまな体制づくりに力を入れた」として“都民の希望を生かせる環境をつくる”と意義を強調しています。
新年度予算案は2月に開会する都議会で協議されます。