<東京デフリンピック>金メダル!水泳男子の茨隆太郎選手、バドミントン女子ダブルスの姉妹ペア
スポーツ - 2025年11月21日 21時00分
聴覚に障害がある世界のトップアスリートが集う国際スポーツ大会「東京デフリンピック」は11月21日に大会7日目を迎えました。水泳の茨隆太郎選手が前日の銀メダルに続き、金メダルを獲得しました。
<水泳200メートル自由形 エース・茨選手が金!>
水泳男子200メートル自由形決勝に登場した日本のエース・茨隆太郎選手は1着で金メダルを獲得し、前日の男子400メートル自由形の銀メダルに続き、2つ目のメダル獲得となりました。女子50メートル平泳ぎでも、久保南選手が銀メダルを獲得しています。
<バドミントン女子ダブルスで金 男子は銀>
バドミントン女子ダブルスでは矢ケ部紋可選手と妹の真衣選手の姉妹ペアが決勝で中国ペアを下し、金メダルを獲得しました。また、男子ダブルスも永石泰寛選手と森本悠生選手の“年の差20歳差ペア”が決勝に進みましたが、中立(個人資格で参加している)選手のペアに惜しくも破れ、銀メダル獲得となりました。
<表彰台独占の男子ハンマー投げ「支えを感じた」>
20日に日本がメダルを独占した陸上男子ハンマー投げの表彰式が21日に行われ、金メダルの遠山莉生選手、銀メダルの森本真敏選手、銅メダルの石田考正選手にメダルがかけられました。遠山選手は「普段の大会よりも大きな盛り上がりを感じていて、すごく皆さんの支えを感じています」と声援に感謝の気持ちを伝えました。
<伊豆大島で男女オリエンテーリング>
伊豆大島では21日、地図とコンパスを使ってチェックポイントを回りタイムを競う「オリエンテーリング」のロングディスタンスが行われました。男子の1位はウクライナの選手で、女子はリトアニアの選手が獲得しました。日本は4人が出場しましたが、入賞とはなりませんでした。
<卓球女子シングルス亀澤選手は終盤戦に 娘との約束を胸に>
4種目で出場し、連日お伝えしているデフ卓球の亀澤理穂選手の戦いも終盤戦です。卓球女子シングルスは亀澤選手や木村選手など、4選手の試合が行われました。
亀澤選手は初戦でカザフスタンの選手と対戦しました。試合会場には娘の結莉ちゃんも応援に駆け付けました。2位通過となった前日の予選から気持ちを切り替え臨んだというこの日の初戦は4-0でストレート勝ちを収めました。しかし続く2戦目ではウクライナの選手とセットを取り合ったものの競り負け、ベスト16で敗退となりました。亀澤選手は24日に出場する女子団体戦に全てを懸けます。亀澤選手は「結果は駄目だったが、娘がいたおかげでこの舞台に立つことができたので、後で感謝の気持ちを伝えたい。最後の団体戦は諦めないで、本当の忘れ物である金メダルをチームみんなで一緒に頑張って取りにいきたい」と語りました。
亀澤選手が金メダルにこだわる理由の一つは、いつも応援してくれている結莉ちゃんへの思いがあります。亀澤選手は「絶対に金メダルを取って、メダルを娘の首にかけてあげたい」と話していて、結莉ちゃんもママの金メダルを願っています。卓球女子団体は24日、渋谷区の東京体育館で行われます。
(※動画内の2次元コードは「番組放送中のみ」の機能です。ご了承ください。)