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<東京デフリンピック>ついに開幕!都内各地で熱戦 日本初メダルも

スポーツ - 2025年11月17日 21時00分
聴覚に障害がある人のための国際スポーツ大会「東京デフリンピック」がついに開幕しました。早速、各地で熱戦が繰り広げられ、日本勢初のメダル獲得もありました。

11月15日に開幕した東京デフリンピックには、世界81の国・地域などからおよそ3000人の選手が参加し、26日までの12日間の日程で、東京都内の会場を中心に21競技・209種目が実施されます。日本選手団は過去最多の273人で、前回大会を上回る31個以上のメダルを目指します。

<柔道 銅メダル6個の大活躍>

16日には柔道女子52キロ級で岸野文音選手が銅メダルを獲得し、今大会の日本勢のメダル第1号となりました。また、柔道男子73キロ級でも蒲生和麻選手が銅メダルを獲得しています。17日にも男子90キロ級で水掫瑞紀選手、男子100キロ級で高橋朋希選手、男子81キロ級で深澤優斗選手、女子70キロ級で衣川暁選手がそれぞれ銅メダルを獲得し、メダルラッシュとなりました。

<サッカー オーストラリア戦に続きメキシコにも快勝>

16日はサッカー男子のグループリーグ2戦目となるメキシコ戦も行われました。会場となった福島県のJヴィレッジには多くの観客が訪れ、初戦のオーストラリア戦で多くのゴールを生み出した双子の岡田兄弟の両親も応援に駆け付けていました。岡田兄弟の父・道隆さんは「親としては結果は勝って、けががなければという思いで見守っています」と話し、母の美和さんは「声援が届いていると本人たちも言っていました。本当に励みになるとみんなが言っている、燃えるものがある言っていたので良かったと思う」と語りました。

試合は前半3分に名村昌矩選手が先制点を挙げると、林滉大選手が3得点を奪うハットトリックの活躍を見せ、さらに途中交代で入った杉本大地選手や原口凌輔選手もゴールを奪い、初戦に続くゴールラッシュでメキシコを7対0で圧倒しました。2連勝の日本はデフリンピックで初めてとなる予選突破を決めました。

双子の弟の岡田拓也選手は「応援は心強いし、声が聞こえなくてもいるだけでもすごく伝わるものがあるので、すごく楽しく最高のプレーができたなと感じています」、兄の侑也選手は「次はグループリーグ最後。必ず1位突破を決めたいので、引き続きチーム全員でいい準備をしていきたい」と気を引き締めていました。

<陸上男子1万メートル 青山拓朗選手が6位入賞>

17日は陸上男子1万メートルの決勝が行われ、台東区出身の青山拓朗選手が出場しました。

台東区では競技会場に行けない人にも地元ゆかりのアスリートを応援してもらおうと、台東区役所にパブリックビューイングの会場を設け、区民らおよそ30人が集まりました。心強い応援を受けた青山選手は懸命な走りを見せ、6位入賞を勝ち取りました。

パブリックビューイングの会場で試合を見ていた人からは「青山選手の人柄に引かれて応援にやって来た」「苦しそうだけど一生懸命走っている姿に憧れた」「結果は6位だったが、よく頑張っていました。とても楽しかった」などといった声も聞かれました。

台東区は青山選手が出場する25日のマラソンでもパブリックビューイングの会場を設置するということです。

(※動画内の2次元コードは「番組放送中のみ」の機能です。ご了承ください。)

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