自民党 政治刷新本部で改正案を議論/LDP Political Revitalization Headquarters discusses proposed amendments.
その他 - 2024年3月7日 20時00分
政治資金パーティー裏金事件を受け、自民党はきょう(7日)政治刷新本部を開きました。岸田総裁は「自民党の抜本的な出直しが必要」として党改革への協力を呼びかけました。
岸田総裁:「我々が直面している状況 誠に深刻なものがある/前例や慣行にとらわれることなく 私たちは自民党の抜本的な出直しをすすめていかなければならない」
きょう(7日)夕方に行われた自民党の政治刷新本部で冒頭、岸田総裁があいさつし「国民の信頼を取り戻すために自民党が変わらなければならない」と述べました。自民党は政治資金パーティー裏金事件を受け党則と規律規約の改正に取り組む方針で現在、検討を進めています。改正案として政治団体の会計責任者が政治資金規正法違反で逮捕または起訴された場合、該当の議員に離党を勧告できるようにすることや有罪判決が確定した場合は最も重い処分の「除名」をすることも盛り込まれるとみられています。会計責任者が刑事処分された場合、議員の責任が問えない現在の規定には批判の声があがっているためこれに配慮したものです。ただ今回の事件を巡っては改正案に基づいた処分は行わない方針です。自民党は今月17日の党大会で党則と規律規約の改正を正式決定します。
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この政治資金パーティー裏金事件を受け、参議院の政倫審が今月14日にも開催する方向で与野党が検討に入っています。野党は自民党の参議院議員31人と在宅起訴された大野泰正議員の審査を申し立てています。あす(8日)審査の実施を議決した後対象議員に出席の意思確認が行われる見通しです。