堀潤がNY取材 「経済」「関税」「雇用」…トランプ政権に市民は…
その他 - 2025年5月14日 19時00分
相互関税など独自政策を次々と打ち出すアメリカのトランプ大統領について、ニューヨーク市民はどのように受け止めているのでしょうか。TOKYO MX『堀潤 Live Junction』キャスターでジャーナリストの堀潤が現地で取材しました。
まずはトランプ政権の評価について尋ねてみると、ニューヨーク市民の女性の1人は「今起きていることや今の状況を見ると、良い方向には進んでいないと思う。だから状況が変わって、人々がアメリカの民主主義とは何なのかをきちんと理解し、今のままの状態を許さないでほしい」と語りました。また、関税については「多くのポジションや仕事の状況が本当に不透明。人々は自分の職務がきちんと果たされていないと判断したようだが、本来なされるべきは徹底的な調査だったはず。資金や予算の使い方に問題があるとされた政府機関や企業に対してきちんと調査すべきだった」と語りました。
また「雇用面では、労働者にとって経済的に見て、賃金や福利厚生面で(質が)下がっていると思う」と語る男性もいました。一方で「アメリカは今、経済がいいと思う。なぜなら、それは仕事に左右されるから。仕事をすればお金を稼いで良い生活が送れる。稼ぎがないのは仕事をしていないからで、お金がなくて経済が悪いと感じるのです。だからこそ、働き続けて稼ぎ続けるべきで、そうすれば経済が良いと感じられるようになるのです」と語る男性もいました。
アメリカの経済状況について「とても悪い」と語る男性は、関税について「中国や韓国だけでなく、世界中から私たちは物を買うお金を取り戻すべき」と主張しました。その理由として「私たちはそこでたくさんの製品を作っているし、彼らが製品を作っていて、私たちはそれを必要としている。私たちは彼らに支払っているのに見返りは何も得られていない」として「この点で私はトランプ氏を支持する」と語りました。また、別の男性は「関税には賛成。たとえ私たちが品物に少し多くお金を支払うことになると分かっていても、それは最終的に均衡が取れると思う」と話し、一緒にいた女性も「私も彼らと同じ気持ちです」と話しました。