都が警視庁に被害届 原状回復求める ビッグモーターの店舗前で除草剤
その他 - 2023年9月5日 20時00分
ビッグモーターの店舗前の街路樹が不自然に枯れるなどした問題で、きょう(5日)東京都は都内9店舗について警視庁に被害届を提出しました。さらに目視で街路樹などへの異常が見られた2店舗についても原状回復を求めていく方針です。
「きょう被害届が出されたビッグモーターの練馬店の前をみると、除草剤の影響でしょうか、葉っぱのない木がみられる。」
ビッグモーターの店舗前の街路樹が一部枯れるなどの問題で先月、東京都が調査を行った結果、都内9店舗の近くの土壌から除草剤の成分が検出されました。これに対して、東京都はきょう(5日)9店舗を管轄する警察署に被害届を提出し、すべて受理されました。警視庁が器物損壊の疑いで捜査する方針です。さらに東京都は木が枯れるなど目視で異常が見られた2店舗についても原状回復を求める方針だということです。
また一方で、けさ鈴木金融担当大臣は保険金の不正請求問題をめぐり、ビッグモーターと損害保険ジャパンに対して立ち入り検査の実施を通知したことを明らかにしました。
鈴木金融担当相:「経営管理体制、内部管理体制上の課題にも踏み込んだうえで根本原因を特定したい」
金融庁は不正の温床とされるビッグモーターと損害保険ジャパンの癒着に焦点を当てて、全容を解明する方針です。