都心の“避暑地”が人気に 朝から30℃超 きょう(17日)も猛暑日/敷波気象予報士解説
その他 - 2023年7月17日 20時00分
3連休最終日のきょう(17日)も厳しい暑さとなりました。都内各地で最高気温が35℃を超える猛暑日となり、都心の「避暑地」で多くの人が暑さをしのいでいました。
江東区にあるこちらの公園では子供たちが涼し気に水遊びを楽しんでいます。水上アスレチックが無料で楽しめる江東区の横十間川親水公園では大勢の子供たちが園内を流れる川で水遊びを楽しんでいました。水をかけあったり水鉄砲で遊んだりと気持ちよさげですが…
「冷たいよりもちょっと温かいぬるいぐらい…」水が「ぬるいお湯」になってしまうほどの暑さ…。
街中ではその暑さを避けるため、多くの人が苦慮していました。
「強い日差しが照りつけている午後1時半の銀座です現在手元の気温計では38.5℃を示しています。交差点でも日傘をさしている人が多く見られます。」
きのう(16日)に続き、高気圧に覆われた都内。夏本番を思わせる強い日差しが照りつけ、都心の気温は午前7時の時点で30℃に、きょう(17日)の最高気温は都心で36.2度、練馬で36.9度、八王子で37.3度と各地で猛暑日となりました。
「めっちゃ暑いです。Q今日の暑さを例えるなら・・・サバンナ地獄・・・」「あまり帽子をかぶらないが帽子をかぶらないと危険な暑さだなという感じがします」「暑いのでいつもより多めに髪を切ってもらいました」
また島しょ部では大島や三宅島、八丈島で今年の最高気温を記録しました。厳しい暑さが続く中…ひと時の涼しさを提供する癒やしのスポットが人気となりました。
「今、雲海の中にいるんですが、手元の温度計以上に体感は涼しく感じます。」文京区にあるホテル椿山荘東京では敷地内の庭園に1時間に2回、霧を噴射する「雲海」の演出を行っていますが、この夏は噴射するノズルの量を増やして通常の2倍の噴霧量となる「超雲海」が期間限定で初登場、比較すると、その違いは一目瞭然です。見えない見えない 「涼しい一瞬暑さ忘れますね山の頂上にいるような東京にいるとは思えない」雲海が終わった後に温度計を確認すると…3℃ほど周辺の気温が下がっていました。木立を吹き抜ける風とあわせて厳しい暑さを忘れさせてくれます。また庭園の中には江戸風鈴が約300個、設置された小路もあり、ホテルの施設を利用する人なら誰でも無料で日本の伝統的な「涼」を楽しめます。
「滝なども庭園内にあって水景なども楽しめるのでぜひ都会の避暑地で楽しんでほしい」梅雨明け前にすでに猛暑が続く都内…。暑さを乗り切るための工夫が必要です。
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都内は猛烈な暑さが続いています。そして昼間だけではなく、朝も夜も気温の高い状況になっているんです。きのう(16日)も都内は猛暑でその熱が蓄積されているのもあり、都心の朝の最低気温は27℃ほど。そして今年最も早く…午前6時半過ぎには30℃に到達しました。夕方4時ごろまで35℃近くあり、現在の千代田区・北の丸の気温を見てみますと…この時間(17日午後8時5分頃)でも 31 ℃あるんです。夜になってもこんなに高いんですね…夜も気温が下がらず、30℃以上の時間が長いので昼間だけでなく、朝晩も暑さには警戒が必要です。今夜からの時間ごとの予想気温を見ていきましょう。今夜も気温の下がり方は鈍く、都心は深夜0時でも30℃近く、八王子も25℃を下回らない熱帯夜となる予想です。ぜひエアコンをつけて寝るようにしてください。冷房がどうしても苦手という人はせめて「ドライ」にして湿度を下げるだけでも熱中症の予防につながります。そしてあす(18日)も、長い時間30℃以上の暑さで…午前8時から午後7時ごろまで30℃台が予想されています。この猛烈な暑さは一旦あすまでの見込みですが、昼だけでなく朝や夜も、そして屋外・屋内を問わず万全な熱中症対策が必要です。