環境省「PFAS」国内研究を本格化へ
その他 - 2023年8月23日 13時05分
発がん性などが指摘される有機フッ素化合物「PFAS」をめぐり、環境省が有害性の調査研究に本格的に乗り出す方針を固めたことが分かりました。
PFASは布製品や食品容器、半導体の製造といった広い用途に使われてきたいきさつがあり、環境省は動物実験などで知見を充実させ水質管理の暫定目標値を見直すかどうかの検討に活用するということです。これまでに国内各地の地下水や河川などで検出され一部の地域ではアメリカ軍基地の汚染との関連が指摘されています。環境省が特定の化学物質群を集中的に研究するのは珍しく、環境省の幹部は「社会的に注目されていてしっかり取り組む必要がある」と、話しています。