関東で震度5弱“地震の巣”で発生/Seismic intensity lower 5 in Kanto region.
その他 - 2024年3月21日 20時10分
交通機関にも大きな影響が出た最大震度5弱を観測した今朝の地震。
ここ最近関東で相次ぐ地震との関連があるのか、専門家に聞きました。
今朝の地震は、関東地方に何カ所かある「地震の巣」と呼ばれている中の、代表的な茨城県西部で起きたということです。
このエリアでは、およそ50年間で、マグニチュード5.0以上の地震が、30回以上起きていて、1年半から2年に1度は、今朝と同程度の地震が起きる場所だということです。
そして、先月29日から今月9日までに、震度3以上の地震が7回発生した、千葉県東方沖や南部の地震、それに30年以内に70%の確率で発生すると言われている首都直下地震とは、直接の関係はないということです。
直接関係はないということで、ちょっと安心したんですが、この「ただ」と言うのが気になりますね。
今の所兆候はないということですが、数カ月から年単位で見ると、関東で発生している地震が、首都直下地震を誘発する可能性は否定できないともしているんです。
地震への備えは欠かせないんですが、長尾さんが特にしてほしい備えとして、2点を上げています。
まずは、ライフラインの老朽化が進んでいる現状があり、10年前にはほぼなかった水道のトラブルが、多発しているんです。
たとえば10年前と同じ揺れでも、起きる傾向にあるため、水の備蓄は必ずしておいてほしいとしています。
さらに、地震で人が亡くなるわけではなく、地震によって建物などが壊れることによって、亡くなったりけがをするとして、建物の耐震補強や家具の転倒防止を行ってほしいとしています。
ただ、なかなか家全体の耐震補強などは、費用や時間もかかるので、すぐにというのは難しいと思いますので、寝室だけでも、頭の上に物が落ちないようにするなどの対策をしてほしいとしています。