参院選結果は“自民大勝ではない”?──ジャーナリスト鈴木哲夫さんに聞く 岸田総理のかじ取りは…
その他 - 2022年7月11日 20時30分
物価高や安全保障、社会保障などが主な争点となった今回の参議院選挙は自民党が単独過半数を確保し、大勝しました。今回の選挙結果や今後の国会運営について、ジャーナリストの鈴木哲夫さんに話を聞きました。動画でご覧ください。
また今回の選挙では憲法改正に前向きな自民党、憲法に新たな条文を加える「加憲」を掲げる公明党、日本維新の会、国民民主党、改憲派の無所属議員の総称=いわゆる「改憲勢力」で95議席を得て、国会発議に必要な3分の2を確保しました。岸田総理は憲法改正について、自民党が掲げる改憲のたたき台、9条への自衛隊明記や緊急事態条項の新設など「国会の議論を深め、できる限り早く発議したい」と話しています。憲法改正は安倍元総理の悲願でもありましたが、今回の選挙結果は「改憲勢力」それぞれにどのように影響するのでしょうか。
さらに、東京都の小池知事が特別顧問を務める地域政党・都民ファーストの会と選挙について振り返ります。今回、小池知事の「まな弟子」である都民ファーストの会代表・荒木千陽さん(40)が東京選挙区から出馬し、小池知事は連日応援に入りました。しかし荒木さんは落選しました。小池知事は「私と荒木さんの関係が浸透せず終わった」と今回の選挙を振り返っています。都民ファーストの会の代表である荒木さんは都議会議員の職を辞して今回の参院選に臨みましたが、今後の去就についても検討すると言及しています。都民ファーストの会の課題、さらには小池知事の今後の都政運営への影響も含め、鈴木さんに分析してもらいました。