衆議院の政治倫理審査会はきょう（1日）、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた2日目の審査を行っています。きょう（1日）午前の審査会では政治資金収支報告書に不記載があった安倍派の「5人組」のうち、事務総長経験者の西村康稔前経済産業大臣への質疑が行われました。
西村前大臣：「政治団体　清和政策研究会の政治資金の問題に関しまして、このような事態を招き国民の皆さまの政治不信を招いたこと清和会の幹部として心よりおわび申し上げます」
また、西村前大臣は安倍派の政治資金パーティー券の販売ノルマを超過した分の資金還流について「いつから行われたのか承知していない。歴代派閥会長と事務局長の間で長年、慣行的に扱ってきた」と述べました。そして、「今の時点まで派閥の帳簿、通帳、政治資金収支報告書などを見たことがない」と述べました。さらに、2022年に安倍派がいったんやめた資金還流を復活させた経緯について、「同年8月の経済産業大臣就任を機に安倍派事務総長を退任したため、全く承知していない」とも述べました。きょう（1日）の審査会ではほかに、松野博一前官房長官ら3人への質疑も行われる予定です。