中古車販売大手ビッグモーターによる自動車保険の不正請求問題で、国土交通省はきょう（28日）道路運送車両法に基づき、全国の事業所を立ち入り検査しています。立ち入り先は24都道府県の34の事業所としていて、法令違反を確認すれば行政処分する可能性があります。
都内で立ち入り検査があったのは多摩市のビッグモーター多摩店です。道路運送車両法は実際には整備していなかったり、依頼の無い整備をしたりして、料金を請求することを禁じています。国土交通省はおととい（26日）、ビッグモーターの和泉伸二社長ら幹部から、外部弁護士が先月まとめた調査報告書の内容を中心に聴取していました。報告書は今回の立ち入り検査の対象と同じ34の事業所で不適切と疑われる案件があったと指摘し、「ゴルフボールを靴下に入れて振り回し、損傷の傷痕をつけた」といった事例が記載されてました。