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フジテレビが中居さん問題で謝罪…調査委発足へ 会見参加は「加盟社のみ」

その他 - 2025年1月17日 19時00分
タレントの中居正広さんの女性とのトラブルを巡り、週刊誌で社員の関与が報じられているフジテレビが1月17日、記者会見を開きました。12月に週刊誌の報道が出て以降、フジテレビが会見を開くのは初めてのことです。しかし、会見への参加は一部のメディアのみに限られました。

会見を巡ってフジテレビは「東京放送記者会」などが主催する定例記者会見を前倒しで行ったものだとして、参加は記者会に加盟する新聞社などに絞り、民放キー局やNHKは質問などを認めない「オブザーバー参加」としました。TOKYO MXは参加を申し入れましたが「加盟社ではない」として断られました。

会見の前には参加できないフリージャーナリストやテレビ局の取材班がフジテレビの前に詰めかける事態となりました。TOKYO MX『堀潤Live Junction』キャスターでジャーナリストの堀潤も参加を認められませんでした。フリージャーナリストの田中龍作さんに「フリーランスの記者にとっても閉ざされた会見になっているが、どう感じるか」と尋ねると「公共の電波を使って、身内だけで記者会見するというのが許せない。(業界に求めるのは)情報公開ですよ」と語りました。

会見に出席した共同通信によりますと、フジテレビの港浩一社長は記者会見で「視聴者をはじめ、関係者に多大なご心配・ご迷惑をおかけし、弊社から説明できなかったことについておわびします」と謝罪し、今後、弁護士を中心とする調査委員会を立ち上げることを明らかにしたということです。

<TOKYO MXは会見に参加できず>

今回、フジテレビが記者会見への参加を認めたのは「ラジオ・テレビ記者会」「東京放送記者会」の加盟社だけでした。NHKや民放キー局は「オブザーバー参加」として認められたものの質問をすることは認められず、動画の撮影も不許可、写真撮影も冒頭の5分間だけ、さらに録音データの使用も認めませんでした。

記者会は14日、フジテレビに対し“今月の早い段階”での会見開催を申し入れていました。そしてフジテレビは16日午前、「定例会見として17日に会見を開く」と決定しました。記者会はフジテレビに対して記者会未加盟のメディアも参加できる開かれた会見開催を求めましたが、実現しませんでした。

TOKYO MXは16日午後、フジテレビに対し「社長会見を急きょ開催することとなった理由」「定例会見の“前倒し”での開催となった理由」「会見に参加できる報道機関を限定して在京キー局とNHKのみオブザーバー参加とし、フルオープンでの会見を実施しない理由」「堀潤が取材したところ、フジテレビの関係者から『接待要員として女性アナウンサーがタレントとの飲み会に呼ばれることは当たり前のように行われていた』『次の店に行く際、特定のアナウンサーだけがタレントの車に乗せられることもあったが、社員なので断れなかった』『プロデューサーたちは是認していた』という証言があったが、これらは事実かどうか」質問状を送付しましたが、番組放送までに回答はありませんでした。

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