10月有効求人倍率1.30倍に上昇 東京都は全国で最も高い1.84倍
その他 - 2023年12月1日 15時05分
厚生労働省がきょう(1日)発表した10月の有効求人倍率は前の月から0.01ポイント上昇して1.30倍でした。上昇は10カ月ぶりです。物価の高騰によって企業が求人を控える一方、職を求める人の数が増えたことなどが背景にあります。
10月の新規求人の産業別では、宿泊・飲食サービス業は去年の同じ月に比べて2.2%プラスとなりました。一方、資材の価格高騰などの影響が大きい製造業は10.6%のマイナス、建設業は6.2%のマイナスでした。都道府県別の有効求人倍率は、東京都が1.84倍で最も高く、最も低いのは神奈川県の0.93倍でした。また、総務省が発表した10月の完全失業率は前の月と比べて0.1ポイント低下の2.5%で、2カ月連続で改善しました。