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石破首相、自民総会で続投への意欲を重ねて表明 一方で総裁選前倒し要求も

その他 - 2025年8月8日 19時00分
自民党の両院議員総会が8月8日午後、開催されました。石破首相は冒頭、続投への意欲を重ねて表明しました。

自民党は「参院選の総括と今後の党運営」を議題に両院議員総会を開きました。1週間ほど前の7月28日に開催された懇談会とは異なり、党としての正式な意思決定ができる場です。

午後2時半すぎに始まった総会の冒頭、自民党総裁である石破首相は続投への理解を求めました。石破首相(自民党総裁)は「アメリカとの関税交渉合意に達したが、それを実行するに当たってさまざまな問題を抱えている。それぞれの産業に従事している方々に少しでも不安がないように全力を尽くしてまいりたい」とあいさつしました。そして「引き続きこの日本国に責任を持ってまいりますために、いろいろなご意見を承りたい」と、続投の意欲を示しました。

また、石破首相は大敗した参院選に関して「心からおわびする」と陳謝しました。石破首相は「参院選であのような結果になった。戦っていただいた皆さま、支援いただいた皆さま、厚く御礼を申し上げますとともに、あのような結果を招いたことに心からおわびを申し上げる」と述べました。

参加した議員からは石破首相の早期退陣へ総裁選の前倒しを求める声や、責任を追及する声が出たということです。

<出席者からは総裁選前倒し要求相次ぐ>

午後2時半に始まった両院議員総会は午後4時半ごろに終了しました。総会は冒頭のみがオープンで、石破首相と森山幹事長のあいさつだけがマスコミに公開されました。

出席した議員によりますと、複数の議員が総裁選の前倒しの要望をしたものとみられます。

両院議員総会で総裁選の前倒しの要求が複数あったことから、総裁選管理委員会は国会議員と都道府県連に意思確認することを決定しました。党則には、この意思確認で「過半数から要求があった場合、総裁選を行う」としています。一方、石破首相は総会後、総裁選前倒しの要求があったことに対し「党則にのっとって、きちんと運営するということに尽きる。真摯(しんし)に受け止め、参考にして、重視していきたい」などと記者団に述べました。

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