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核禁会議参加の被団協「被爆者の思い伝えたい」 日本政府のオブザーバー参加見送りは「本当に残念」

その他 - 2025年2月20日 19時00分
アメリカ・ニューヨークの国連本部で3月に開催される核兵器禁止条約第3回締約国会議に参加する、ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)ら複数のNGO団体が、2月20日に共同で記者会見を開きました。

会議開幕日の3月3日に演説する被団協の濱住治郎事務局次長は「被爆者の思いを伝えていけたらと思っている」と、会議への意気込みを述べた一方で、被団協らが求めていたオブザーバー参加を日本政府が見送ったことについては「本当に残念」だと、政府の対応を疑問視しました。濱住事務局次長は「ノーベル平和賞とか世論が高まっている中でまだそういう形を取っていて憤りを持つ。被害や原爆被害者に対してどうするというのが全く見えない」、和田征子事務局次長も「本当に残念な思い。どういうふうに何をもってオブザーバー参加できないのか、本当に知りたい」と語りました。そして和田事務局次長は「最後まで諦めないで、前日であってもオブザーバー参加できるということですから、訴え続けていきたいと思う」と述べ、日本政府への働きかけを続けていく方針を示しました。

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