新型コロナウイルスの無料検査事業をめぐり、荒川区の美容クリニック院長が、およそ10億円の申告漏れを指摘されていたことが分かりました。
東京国税局から、申告漏れの指摘を受けたのは、荒川区で美容医療を行う「スキンシアクリニック」の石山実穂院長です。
関係者によりますと、石山院長は2022年の1年間に都内で、複数の新型コロナの無料検査所を開設し、外部委託費用として、東京都から、およそ28億円の補助金を受けとっていました。
しかし・・・
（岩城記者）
「都の補助金28億円のうち10億円をクリニックの院長の夫が検査とは別の用途に充てていたということです」
東京国税局は夫への貸付金にあたると認定し、石山院長に対し、およそ6億円を追徴課税したということです。