石破首相が続投意欲「国民への責務果たす」 自民党が両院議員懇談会
その他 - 2025年7月28日 19時00分
自民党は7月28日、参院選での大敗を総括する両院議員懇談会を開きました。党内で「石破降ろし」の声が広がる中、自民党総裁である石破首相は冒頭「国民への責務を果たす」と改めて続投を表明し、その理由を説明しました。
石破首相(自民党総裁)は「自民党が国民の信頼を回復し、国家・国民の将来のため、世界のために責任を果たし、それを実現する」「国家・国民に対して決して政治空白を生むことがないよう責務を果たしていきたい。一切の偽りもない心、うそがない心で、国家・国民のために尽くす。そのような思いでこれから先、臨んでいきたい」と述べました。また、石破首相は続投の理由の一つとしてアメリカとの関税交渉を挙げ「着実な実行のため、全力を尽くしていきたい」と強調しました。
党内の一部には擁護論もありますが麻生最高顧問と岸田前首相、それに菅副総裁は23日の石破首相との会談で続投に難色を示していました。
懇談会の中で森山幹事長は、党内に参院選を総括する委員会を立ち上げ結果を分析した上で、自身の責任を明示すると表明しました。森山幹事長は「8月中をめどに報告書を取りまとめたい。その上で、報告書がまとまった段階において、幹事長としての自らの責任について明らかにしたい」と述べました。