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「保育士」を水増しして申請 目黒区認可保育所が補助金5500万円を不正受給

その他 - 2023年8月4日 20時15分
目黒区で認可保育所を運営する会社が、保育士の数を水増しするなどして、区から補助金など約5500万円を不正に受け取っていたことがわかりました。
補助金の不正受給が明らかになったのは、目黒区の認可保育所「ピュアリー目黒南保育園」を運営する、川崎市に本社がある「フェイスフルラバーズ」です。目黒区によりますと、保育園では2020年の4月の開設から今年3月にかけて、すでに退職している保育士や本部の社員などが保育園で働いているように見せかけて、職員名簿に記載し、補助金など約5500万円を不正に得ていたということです。今回、「保育士資格のない職員が担任をしている」などの内部告発を受け、東京都と目黒区が調査に乗り出し、発覚しました。運営会社は区に対して…「保育士の確保が難しかった。問題であることはわかっていたが、認識が甘かった」などと説明しています。また、光山哲男社長は取材に対し、「監督責任を果たしていなかった。信頼を回復できるよう改善を徹底する」とコメントしています。区は今後、不正受給分の返還を求めていくとともに、運営状況を定期的に検査するなど、指導を強化する方針です。

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