カンボジア南部のリゾートホテルを拠点としたグループによる特殊詐欺事件で、警視庁が約3万人分の名簿を押収していたことが分かりました。
警視庁が押収したのは電子データや書類などに記録された名簿約3万人分です。名簿には電話番号や住所が記載されていて、拠点としていたリゾートホテルから見つかったということです。この名簿は、詐欺の電話をかけるためのものとみられ、警視庁が入手経路を調べています。また、グループによる被害総額が去年1月以降、合わせて約9億4千万円に上るとみられることも判明しました。このグループはきのう（21日）、京都府の60代の女性から約950万円分の暗号資産をだまし取ったとして詐欺の疑いで再逮捕されています。