大田区の道路陥没事故で…下水道管にひび割れ 原因の可能性/Cracked Sewer Pipe May Be Cause of Road Cave-in Accident
事件・事故 - 2024年9月18日 20時00分
東京・大田区の道路で起きた陥没事故で、地中を通る下水道管にひび割れがあったことが分かりました。調査した東京都は、このひび割れが原因だった可能性もあるとみて調べています。
大田区などによりますと、9月17日午後3時ごろに大田区矢口の道路で起きた陥没では、縦3メートル・横2.2メートル・深さ2メートルほどの穴が開きましたが、けが人はいなかったということです。東京都が17日夜から陥没原因の調査と復旧作業を進め、翌18日午前4時ごろに安全が確認できたとして通行止めは解除されました。
陥没した穴はふさがれ、現場周辺は元通りの日常が戻りましたが、地域の人たちの不安な思いは消えていません。近くに住む人は「たまたま今回、けが人がいなかったからいいが、陥没がもし広かったり深かったりしたら大惨事になるかもしれない。原因を調べられるものであれば調べてほしい」などと話していました。
東京都によりますと調査の結果、現場道路の地中を通る下水道菅にひび割れが確認されたことが判明しました。このひび割れから土砂が下水道管に流れ込み、地面と下水道管の間に空洞ができたことで、今回の陥没が起きた可能性があると分析しています。また、下水道管のひび割れの原因は分かっておらず、都は今後、現場周辺の下水道管にも破損がないか調査する方針です。