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簡裁で審理やり直し「オブジェ火災」罪軽い過失致死傷罪に変更

事件・事故 - 2023年7月27日 20時15分
7年前、明治神宮外苑で木製のオブジェが燃え、男の子が死亡した火災をめぐる元大学生2人の裁判が開かれました。東京高裁による審理やり直しの命令を受け、問われる罪名が重過失致死傷罪からより罪が軽い過失致死傷罪に変更されました。
起訴状によりますと日本工業大学の元学生の2人は2016年に明治神宮外苑のイベント会場で投光器を放置し、木製のオブジェを出火させて、中で遊んでいた当時5歳の男の子を死亡させるなどした罪に問われています。一審判決は重過失致死傷罪に当たるとしましたが、去年の二審判決では、2人が投光器の危険性について説明を受けていなかった点などを踏まえ、重過失ではなく通常の過失にとどまると判断。一審判決を破棄し、審理のやり直しを命じていました。
これを受け、きょう(27日)の裁判では2人が問われる罪名が、罰金刑が上限の過失致死傷罪に変更されました。また被告の2人は火災を予期できなかったとして、改めて無罪を主張しました。

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