警視庁 “デートレイプドラッグ” 検査キット開発
事件・事故 - 2023年4月26日 13時05分
睡眠導入剤などのいわゆる「デートレイプドラッグ」と呼ばれる薬物を使った性犯罪を根絶しようと警視庁は相談に訪れた人が薬物を使われたかどうかをその場で簡単に鑑定できるキットを開発しました。
性犯罪捜査を担当する捜査員:
「少しでも被害者のために早く捜査を進めて容疑者を検挙することで、第2、第3の被害者が出ることを防ぎたい」
警視庁によりますとデートレイプドラッグによる性犯罪は飲食物に混ぜられて意識や記憶を失い被害に遭うケースが多くここ数年、都内で毎年20件ほど起きています。
体内に薬物があるかどうかの検査は従来の本鑑定では判定が出るまで1カ月ほどかかるケースもありましたが開発された検査キットは尿をかけて数分でわかるということです。警視庁はこの検査キットを都内の離島を除くすべての警察署に配備していて「速やかな初動捜査だけでなく適切な被害者支援にもつながる」と期待しています。