きのう(12月25日)の赤羽火災で証言 従業員「漏電しダクトの油に引火」
事件・事故 - 2023年12月26日 20時15分
JR赤羽駅近くの繁華街で起きた火災から一夜明け、警視庁と東京消防庁がけさから、現場検証を行いました。
火元となった店の従業員が「漏電して出火し、ダクトの油に引火した」と証言していて、警視庁などが詳しく調べています。
クリスマスの夜にJR赤羽駅近くの繁華街で起きた火災…
駅の周辺一帯は煙に包まれ、口元を押さえて逃げる人も…。
警視庁によりますと、きのう(12月25日)午後5時ごろ、
北区赤羽の焼き肉店から出火した火事で、火元とみられる店舗など4棟、合わせておよそ240平方メートルが焼け、うち3棟が全焼しました。
火元となった店の従業員は取材に対し、
出火原因について、「漏電してダクトの油に引火した」と証言しました。
(火元とみられる店の従業員)
「火のついた電線の脇にダクトがあった」
「ダクトの網が油まみれで引火してそこから火が回った」
「消火器10台くらいを使って(消火活動)したが、手に負えなかった」
そして、一夜明けてけさ…
(牧田記者)
「火災から一夜明けまだ規制線が張られています。周囲の店の人が見守る中、警察による現場検証が行われています」
警視庁と東京消防庁が、けさ(12月26日)から合同で現場検証を行い、出火原因につながる手がかりがないか、詳しく調べました。
火災現場近くの店の経営者は…
(近くの店の経営者)
「(自分の店は)燃えた店の手前」
「予約がきょうすべて入っている。夜の12時くらいまで。どうなるかわからないが、お断りしなければいけないのかな」
「悔しいですね。1番の稼ぎ時ですからね」
都内にはきょう(12月26日)も乾燥注意報が出ていて、東京消防庁は火の取り扱いに注意を呼びかけています。