新橋ビル爆発 店長「ガス使っていない」と説明
事件・事故 - 2023年7月4日 20時00分
4人が重軽傷を負った港区新橋の爆発火災で新たな証言です。爆発があった飲食店の男性店長が「調理でガスは使っていない」と説明していることが分かりました。
「きのうの火災現場近くでは、このように規制線が張られています。ご覧のように建物の表面は激しく燃えた痕跡のように黒ずんでいるようです。そして2階部分では警察官などの姿も見て取れます」
きのう(3日)起きた爆発から一夜明け…警視庁は、けさから火災が起きたビルの2階の店舗や同じフロアの 共用部の現場検証を行いました。現場の周辺には、発生から1日が経ったきょう(4日)も不安が広がっていました。
「月に2回この近辺でお稽古をしているんですけど、その丁度帰りの時間が今の時間帯ですね、きのうのきょうだったので、(中略)自分が遭遇したかもしれないと思って怖いなと思って現場を見てみた」
きのう(3日)午後3時過ぎに突如、起きた爆発で店の従業員や通行人の男女4人が重軽傷を負いました。警視庁によりますと、爆発のあった飲食店の男性店長は、「ガスや下水のような臭いがすると思いながらたばこを吸おうとライターの火を付けたら、爆発した」と説していました。そしてきょう(4日)新たに「調理にガスは使っていない」と説明していることが分かりました。警視庁は、何らかの理由で漏れたガスに引火して爆発が起きた疑いがあるとみて調べています。
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では、わたしたちがガスの扱いや火の取り扱いでどう気をつけるべきなのか、
元・麻布消防署長で、市民防災研究所・事務局長の坂口隆夫さんに伺いました。
坂口さん:「都市ガスもプロパンガスも本来は無味無臭なのですが、分かりやすいように匂いをつけている匂いがしたら火を使わないこと電気のスイッチも切ったり入れたりしないこと/窓側の開口部が開くのであれば開けてガスを表に出すことが必要」
坂口さんはガスのような異臭がしたら、ガス会社や119番に通報することも呼びかけています。