池袋暴走事故から約5年 遺族に受刑者が謝罪/Ikebukuro runaway accident : Prisoner apologizes to bereaved family.
事件・事故 - 2024年4月8日 11時05分
2019年に池袋で起きた暴走事故で、妻と子を亡くした松永拓也さんが、服役中の旧通産省工業技術院の元院長・飯塚幸三受刑者に送った質問に対し、「申し訳ないです」と謝罪する回答があったことがわかりました。
松永さんは、遺族の心情を刑務所の職員が聞き取って、受刑者に伝える法務省の制度を使い、飯塚受刑者に質問を送っていて、おととい(6日)その回答が届きました。
飯塚受刑者はこの中で、松永さんの妻、真菜さんと長女の莉子ちゃんに対し、「申し訳ないです」と謝罪の気持ちを示しました。
また、「どうすれば事故を起こさずに済んだか」という質問には、「運転しないことが大事です」と回答したということです。
(池袋暴走事故 遺族 松永拓也 さん)
「初めて彼の本心も聞けた気がして、私の思いも受け取ってくれて本当に正直嬉しかったです。今後も同様の高齢ドライバー事故、誰もが加害者にも被害者にもならないような社会に向けて、彼ともっと話し合いをしたい。だから面会を今後したいと思っています」