日大重量挙げ部の元監督を詐欺疑いで逮捕 奨学生保護者に「免除は2年目以降」と虚偽の説明か
事件・事故 - 2025年6月10日 19時00分
授業料などを免除された学生の保護者から現金をだまし取ったとして、6月10日、日本大学重量挙げ部の元監督・難波謙二容疑者(63)が逮捕されました。
警視庁によりますと難波容疑者は、授業料などを免除されていた入学予定の4人の保護者に「免除は2年目以降」などとうその説明をし、合わせておよそ200万円をだまし取った疑いが持たれています。難波容疑者はコーチを通じて虚偽の請求書を郵送して部の口座に入金させ、だまし取った金でスーツの購入や自家用車の点検を行っていたとみられています。
難波容疑者は「寄付金として保護者の了解を得た認識だった。私的に使用した寄付金は一切ない」と容疑を否認していますが、警視庁は少なくとも48人の保護者から現金およそ3800万円をだまし取ったとみて捜査しています。
この問題を巡って日本大学は2024年7月、「重量挙げ部で金銭の不正徴収があり、陸上競技部やスケート部でも確認された」と公表していました。