4月3日の夜、金曜日の夜でにぎわう東京・渋谷駅前のスクランブル交差点で男が液体をまいて火を付けました。男は逮捕されましたが、火災発生前、この男とみられる人物からTOKYO MXに「犯行予告」の電話が届いていました。
3日午後9時ごろ、渋谷駅前のスクランブル交差点に進入してきた男が弧を描くように液体をまき火を付けると、路面から炎が立ち上がりました。TOKYO MXの情報カメラを見ると、炎の近くを車が減速しながら通り過ぎていく様子も確認できました。
警視庁や東京消防庁によりますとまかれたのは灯油で、駆け付けた警察官によっておよそ15分後に消し止められ、けが人はいなかったということです。火を付けた男は現場から逃走していましたが、火災の発生からおよそ20分後、渋谷警察署に自首してきた名古屋市に住む50代の自称・塗装業の男が犯行を自供したため、通行を妨げた疑いで逮捕されました。
実は火災発生のおよそ5時間前の午後4時ごろ、この男とみられる人物からTOKYO MXに「犯行予告」の電話が届いていました。男は「あの、これからちょっと事件を起こすんですけど。逮捕覚悟で事件を起こすんですけど」と落ち着いた様子で「犯行予告」を語り「きょう渋谷のスクランブル交差点に放火する予定です。(午後)7時か8時か9時に」などと続けた後「たぶん、いいです。信じてもらえないと思うので。じゃあすみません。お願いします」と話し、通話を終えていました。
およそ3分間にわたる電話を受けてTOKYO MXは直ちに警視庁に通報し、スクランブル交差点周辺の警戒態勢が取られる中、午後9時ごろ、この男によるとみられる火災が発生しました。
警視庁は逮捕された男が自身のSNSやインターネットに政治的なメッセージを書き込み、今回の火災の現場にも同じ内容の掲示物を置いていることから、政治的な主張が動機とみて捜査しています。