看護師らによる患者への暴行事件があった八王子市の精神科病院滝山病院はきのう（19日）、虐待防止委員会の初会合を開きました。委員会のあとには、伊井委員長が取材に応じ、病院への責任を追及する方針を示しました。
きのう（19日）開かれた虐待防止委員会では病院の改善に向けて研修を行うことや院内にカメラを設置する準備を進めていることなどの報告があったということです。虐待防止委員会と弁護士5人で構成し、虐待行為を検証する第三者委員会でも委員長を務める伊井弁護士が取材に応じ、滝山病院に虐待の原因がある場合には責任を追及していく考えを示しました。
伊井委員長：「今回の虐待の原因の一つに病院側の体制、病院の内部に原因があるとすれば、そこを含めて改善をしていかなければ、虐待防止にはならない、その必要があれば、そういうことに踏み込まざるをえない」
今後、原因究明に向けて第三者委員会でも調査するとし、被害者や病院の関係者などへの聞き取りから報告書にまとめ、虐待防止委員会に提出するということです。