重さ20トンのクレーン車が横転し、下敷きとなった男性が死亡しました。きょう（16日）午前、品川区の工事現場でクレーン車が車の上に横転する事故があり、作業員の男性が死亡したほか、1人が重傷を負いました。
下敷きとなったトラックは運転席の部分が大きく壊れています…。東京消防庁などによりますときょう（16日）午前10時ごろ、品川区大井の老人ホームの建設工事現場で「クレーン車が横転した」と消防に通報がありました。
「事故が起きたのは品川区の住宅街のこちらの工事現場です。クレーン車が横転し、消防庁のクレーン車による作業が進められています。」
事故が起きたのはＪＲ大森駅から約800メートルの住宅街にある工事現場で、事故当時は、建物の基礎工事を行っていたということです。クレーン車で掘削機をつって移動させていた際に横転し、トラックやワゴン車など3台がクレーン車や掘削機の下敷きになりました。この事故によりワゴン車の中にいた56歳の男性作業員が死亡。トラックの車内にいた50代の男性作業員が右足の骨を折る重傷を負いました。
近隣の人：「ドーンという音と衝撃を感じてつりあげているものを落としたのかと思ったが　振り返って見たらクレーンが立っていなかったので倒れたんだと思った」「大きな工事現場で見るようなクレーン車が１台入っていた」「倒れるというのはびっくり」
クレーン車を運転していた作業員は「掘削機をつって移動している最中にバランスを崩した」と説明しているということで、警視庁が業務上過失致死傷の疑いも視野に、事故の詳しい状況を調べています。