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京王線ジョーカー事件 検察が懲役25年求刑「身勝手極まりない」

事件・事故 - 2023年7月21日 20時05分
京王線の車内で乗客を刺し火をつけたとして、殺人未遂などの罪に問われている服部恭太被告の裁判です。
きょう(21日)の裁判で検察は服部被告に対して懲役25年を求刑しました。その上で「身勝手極まりない犯行だ」としています。服部恭太被告はおととし10月、京王線の車内で70代の乗客をナイフで刺し、火をつけて別の乗客らを殺害しようとした罪に問われています。
きょう(21日)の裁判で検察側は犯行の危険性が高く、悪質であることや用意周到に計画が練られたことなどを主張して、服部被告に対して懲役25年を求刑しました。
また、服部被告が「死刑になりたくて計画した」と話していることについて、「動機は身勝手極まりなく、強い非難に値する」と訴えました。
一方、弁護側は、刺された乗客以外の12人は「死の危険性がある場所にいたとは言えない」と懲役12年が相当だと主張しています。
そして、きょう(21日)の裁判では被害者の意見が代読されました。
(被害者の意見)「今までのように電車に乗ることができなくなった。一生社会に出てきてほしくない。ずっと刑務所で苦しんでほしい」
このように話し、できる限り重い懲役刑を科すよう求めました。
最後に服部被告は「改めて話すことはありません」と述べるにとどめました。
判決は31日に言い渡されます。

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