足立区 住宅の床下から夫婦遺体 夫の遺体に刺し傷など十数カ所
事件・事故 - 2024年1月22日 20時30分
足立区の住宅で住人夫婦の遺体が見つかった事件で、夫の遺体には刺し傷や抵抗した際にできる傷が、合わせて十数カ所あったことが分かりました。
足立区の住宅から、自営業の髙橋德弘と妻・希美江さんの遺体が見つかった事件…。
死体遺棄の疑いで、フィリピン国籍のモラレス・ヘイゼル・アン・バギシャ容疑者30歳が逮捕されました。
(三好記者)
「午後5時前の現場です。先ほど規制が解かれて、建物の前まで来ることができました。玄関の前には花が置かれ、洗濯物も干されたままの状態です」
住宅の中では、外部から持ち込まれた可能性のある複数の刃物が見つかり、1本に血痕が付いていたことが判明しています。
夫婦のいずれも死亡原因は、胸を刺されたことによる心臓の損傷で、夫の遺体には刺し傷や抵抗した際にできる傷が、合わせて十数カ所あったことが、捜査関係者の話で分かりました。
妻には数カ所の傷があったということです。
(長男の供述)
「貸した金が返されず、トラブルになっていた」
モラレス容疑者の元交際相手で、夫婦の長男は110番通報した後、駆け付けた捜査員にモラレス容疑者との金銭トラブルについて説明していました。
(三好記者)
「モラレス容疑者は髙橋さん夫婦の長男に数十万円の借金があったとみられています」
また遺体が遺棄された疑いがある今月16日、モラレス容疑者が不審な人物と一緒にいる姿が、住宅周辺の防犯カメラに記録されていたということです。
調べに対し、モラレス容疑者は、「私は知りません」と容疑を否認していますが、警視庁は、夫婦の死亡の経緯を知っているとみて、調べを進めています。