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違法スカウトグループのリーダー11回目の逮捕 警視庁は「グループは解体」と特別捜査本部を閉鎖

事件・事故 - 2025年6月26日 19時00分
直近5年間でおよそ7万8000人の女性を風俗店にあっせんしてきた違法スカウトグループのリーダーの男が再逮捕されました。この男の逮捕は11回目です。

組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、違法スカウトグループ「アクセス」のリーダー・遠藤和真容疑者(34)です。警視庁によりますと遠藤容疑者は2024年2月から11月の間に、SNSで勧誘した女性を風俗店にあっせんして得た報酬、合わせておよそ1億2000万円を会社として実体のないバーチャルオフィスに郵送させ、捜査の目を逃れようと隠した疑いが持たれています。遠藤容疑者は黙秘しているということです。

違法スカウトグループ「アクセス」を巡っては、今年1月に特別捜査本部が設置され、警視庁はこれまでに遠藤容疑者を含む幹部12人を逮捕しています。そして、このグループの解体と犯罪収益の剥奪ができたことから、警視庁は6月26日に特別捜査本部を閉鎖しました。警視庁・生活安全課の半田正浩課長は会見で「犯罪収益を含むグループの全容解明とグループの解体に一定の成果が得られたことから、本日をもって特別捜査本部を閉鎖する」と発表しました。

しかし「アクセス」から女性の紹介を受けた風俗店は全国に少なくとも320店舗あるとみられることから、警視庁は今後も全国の警察と連携し、違法風俗店や違法スカウトの取り締まりを行うとしています。

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